今日は、白内障手術を13件、眼瞼下垂(挙筋前転法)を1件行いました。
白内障の一人は虹彩と水晶体がくっついていて、全く瞳孔が広がらない眼でしたが、
虹彩はヘロヘロにならず、チン小帯も大丈夫だったのが幸いでした。
全員問題無く行っています。

医療事故や、インシデントは、患者、患者家族も起こします。
医療施設スタッフが関係すれば、責任や再発防止策など責め立てられます。

医療施設スタッフに関係無く、患者、患者家族が起こす事故、インシデントは、
医療施設スタッフに責任が無くても、責任を負わされそうになることがあります。

通常、医療施設スタッフが関係した事故、インシデントについては、
原因、再発防止策を検討し、アクシデント、インシデントレポートを作り、
病院長を含めた全てのスタッフで情報共有することが対応となります。

患者、患者家族が起こした事故、インシデントも
徹底的に再発防止策を立てなければいけない、と感じています。

その場合は、患者、患者家族の代わりに、
スタッフ皆で再発防止策を考え、インシデントレポートを作り、
記録として残していくことが、医療安全対策と考えます。

今までしていなかったサインなど、面倒に思うこともあるかも知れませんが、
背景には重大な、見過ごせない、事故、インシデントがあると思って下さい。
新しく始めることが、その都度増えてしまいますが、
医療施設と患者、お互いのためです。
御了承下さい。

手術後は、移動して講演会に行きました。
緑内障の治療や、眼圧変動についての新しい知見を聞けて良かったです。
明日から、今まで撮っていなかったOCTの撮り方も試してみます。