アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

航空会社の募集要項

アジサイ眼科

航空会社の整備の方が、仕事中、部品の検査の時に遠近両用の眼鏡では見えにくく、
老眼鏡への掛け替えが就業規則で禁止されている?というので、
とても疑問に思いました。


そこで、航空会社の眼科的就業規則が気になったので、調べてみました。

まずは、パイロットです。



・JAL 2019年度入社 運航乗務員訓練生(自社養成パイロット) 募集要項 


各眼の矯正視力が1.0以上であること(裸眼視力の条件はありません)。
各眼の屈折率が-6.0~+2.0ジオプトリー内であること。  



・ANA 運航乗務職(自社養成パイロット) 新卒採用情報2020 募集要項


■各眼の矯正視力が0.7以上であること。(裸眼視力の条件はありません)
■各眼0.7、両眼1.0以上の視力に矯正できるレンズの屈折度が
±8ジオプトリーを超えないこと(オルソケラトロジーを受けていないこと)。


パイロットは、屈折の制限はあるにはあっても、眼鏡で問題無いようですね。



・JAL 2019年度入社 客室乗務職社員 募集要項


・呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎などが航空機の乗務に支障なく、
 必要な体力を有し、心身ともに健康な方。
・コンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。



・ANA 客室乗務職 新卒採用情報2020 募集要項


■裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。
■航空機乗務に際し必要な体力を有し、
 呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。


なぜか、コンタクトレンズと書いてあります。


強い風が吹いたらハードコンタクトは、ポロリと落ちますし、
ソフトコンタクトも簡単にズレて、肝心な時に見えないかも知れません。
コンタクトをしているがために、角膜に傷が付いて見えなかったり、
結膜炎を起こして、他のスタッフや乗客に細菌・ウィルス感染を広げるかもしれません。


眼鏡なら、後ろからバンドで固定すれば風で飛ぶことは無い訳で、
それでも飛ぶ場合は人ごと飛んでます。


何かが飛んで来て、眼鏡レンズが破損する状況なら、
裸眼やコンタクトでは、眼球破裂していそうですね。
簡単に言えば、眼鏡をしていなければ失明ということ、
緊急事態に対応出来ないということです。

本当に緊急事態に備えて、眼を守るのであれば、ゴーグルをすることです。


更に言えば、フルフェイスヘルメットが頭も守れ、安全でしょう(笑)

むかーし、昔に、眼鏡のレンズがガラスであった時代の規則なのかと推測しますが、
現在のフィットが良い眼鏡は簡単に落ちたり飛んだりしませんし、
プラスチックレンズは簡単には破損しませんし、
眼の保護にも役立ちます。


年を取れば、誰しもが老眼になります。
知識と技術のある技術者でも、合った老眼鏡を掛けなければ良い仕事は出来ません。
眼鏡を使い分けしている時、
上から何かが落ちてきて遠用眼鏡が潰れてしまうリスクを考えるなら、
職場に遠用眼鏡のスペアを必ず用意するとか、方法はあると思います。


僕は航空会社の産業医ではありませんが、
もう、そろそろ航空会社の就業規則を変えてもらえないか、お願いしたいです。