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ほとんどテレビドラマなんて見ないのですが、
ドクターXは初回から楽しみに見ています。

でも、マスクの仕方、
マスクをしないで手洗いをしていることが、
現実的には無いな～と毎回気になってしまいます。

良いマスクは、鼻の部分に針金が入っているので、
針金を曲げて、鼻～頬骨にピッタリ沿うように、装着します。
さらに、顎の部分は、首まで沿うように、蛇腹な構造を引っ張って装着します。
鼻と首をフィットさせないと、
会話をした時に鼻の脇や顎の下から唾液などが術野に落ちる可能性があります。

会話をすることにより、
口の中の細菌がばらまかれて感染の原因になる論文はたくさんあって、
ガイドラインの根本にもなっています。

手術に限らず、硝子体注射でも必ず術者、介助者はマスクを装着して、
手洗いを行った上で、準備をして、注射をするようになっています。

大門さんのマスクの付け方は、
鼻の部分がフィットしていないのと、
蛇腹を引っ張っていないので、顎の部分が尖って首までフィットしていません。
マスクの中央でアイロンをかけたようにキレイに半分に折り目が付いているのが、
テレビ的に望ましいかもしれませんが、術者としては望ましくないです(笑)

あと、大門さん達は、マスクを装着しないで、手術室に入って、手を洗うんです。

衛生的手洗いをした後は、無菌のガウンを着て、無菌の手袋をするまで、
どこにも手を触れてはいけないので、
自分ではマスクを装着出来なくなりますので(笑)、
普通の順番は帽子を被ってマスクを装着してから、手洗いをします。

手術が終わっても、手術室を出るまではマスクは外しません(笑)
出来るだけ手術室を汚したくないですから。