アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

最初から信頼など無い

紅麹の件で、今後サプリメントに対する信頼が揺らぐんじゃないかなどと
ラジオで言ってる人がいましたが、


僕は最初からサプリメントなどというものを信頼していませんし、
サプリメントの大半が詐欺です。

>「トクホに比べて容易」 小林製薬「紅麹」で揺らぐ機能性表示食品とサプリへの信頼
「用意するエビデンス(科学的根拠)が多く、
申請に手間暇がかかるトクホ(特定保健用食品)に比べて
(機能性表示食品は)容易に登録できる」
製薬業界の関係者は
「機能性表示食品は健康に寄与しているように表示しながら、
その製造工程の品質管理は医薬品に比べてずっと甘い」
と話す。
医薬品は、人為的なミスを防いだり、製品の汚染や品質低下を防止するために、
厳しい製造・品質管理基準(GMP)を定めるが、
今回のサプリは機能性表示食品だったため、
大阪の原料工場はGMP認証を受けていなかった。


小林製薬は医療用医薬品を扱っていない。
29日に開いた会見でも、
GMPの認証取得を全ての工場で目指すような動きは「なかった」とした。
製造工程の安全性の確保への取り組みが十分であったか、今後の検証が必要になる。

>消費者庁によると、
特定保健用食品(トクホ)は健康の維持に役立つことを
科学的根拠に基づいて国が認可する。
「コレステロールの吸収を抑える」といった明確な効果表示が許可されている。
これに対し、機能性表示食品は、
企業などが食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などを国に届け出れば
「お腹の調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」などと
企業の責任で機能性を表示できる。
「機能性表示食品制度」の下で販売されるが、
トクホとは異なり安全性と機能性を巡る国の審査は行われず、
必要とされる要件も緩い。




前回の記事のとんでもコールセンターで、
漢方薬は副作用が無いなどという話がありましたが、
漢方薬は薬です。
漢方薬にも副作用はあります。


訳の分からないサプリメントでも、
漢方薬でも、
市販薬でも、
処方薬でも、
食べ物でも、
毎日飲み食べ続けると、問題が出ることが多いです。


体重過多の原因として、
毎日、暇さえあれば特定の食べ物をつまんで食べ続けていること、
があります。
特定の食べ物でも食べ続けていると、
何かしらヤバいことになってるかも知れませんよ。


3食の時間以外、余計なものを食べると、
血糖、食塩、血圧、脂質、体重が上昇するだけです。

薬は副作用が付き物

ファンレターをもらったので(笑)、
脂質異常症に適応の薬の話です。


脂質異常症薬って、病院で処方される薬ですら、
定期的な血液検査をして、
副作用の発現に注意しないといけないのです。


・何のために薬を使うのか


・どの薬の、何の副作用のために検査をするのか


・検査の結果はどうだったのか、結果に対してどうする方針なのか


これくらいは、患者として
自分のことくらい知らないと危ないですよ。


薬をもらえば良い、
検査を受けてるから大丈夫だ、
どちらも間違いです。
分からないなら、一人で病院に行かないこと。
誰か家族と一緒に行って、みんなで話を聞くこと。
それでもみんな忘れる、覚えていられないから、
メモでもノートでもファイルでも用意して、
検査結果を糊で貼るとか整理して下さい。


眼科の薬もね~ 
同じですよ。
心配だから目薬したい、
何のためか分からないけど目薬してる、
そんなことは止めた方が良いですよ。


「ドライアイ」って言われて、
「ドライアイの目薬を2種類」出されて、ずーーーーーーっと続けてる、
かゆくもないけど、抗アレルギーの目薬をずーーーーーと続けてる、
視野検査なんて何年もやってないけど緑内障の目薬だけは続けてる、
今は、もう無い眼科だけど、
そこからそんな患者さんばかり来る経験をします。


ただ目薬だけくれれば良いみたいな感じで来る人がいますけど、
もうそれは止めた方が良いですよ。


本当にその目薬は必要なのか、
本当に両目にその目薬は必要なのか、
逆に本当にその目薬で十分なのか、


アジサイ眼科では医学的に不要な薬は止めた方が良いと言いますのでね。

手術実績更新


2023年4月1日~2024年3月31日までの
手術実績のページを更新しました。

サプリメントの科学的根拠


>(1)安全性の評価方法
届出者は当該製品について、
喫食実績の評価により、十分な安全性を確認している。
(2)当該製品の安全性に関する届出者の評価
ロートV5粒に含まれている機能性関与成分の一つであるルテインは、日本では1999年より200製品以上のサプリメント製品に使われており、ロートV5粒と同じ量又は同じ量以上の量が含まれている製品も10製品以上ある。
また、ゼアキサンチンについても、日本で2014年よりサプリメント成分として販売されており、そのうち2製品が、ロートV5粒と同じ量又は同じ量以上の量が含まれている。
このようなロートV5粒と同じ成分が同じ量以上含まれているサプリメントにおいて、副作用がおきたという報告はないことから、ロートV5粒は安全であると考えられる。
(1)機能性の評価方法
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価している。
【レビュー対象とした研究の特性】
2015年2月1日に、2015年1月までに公表された論文を対象として調査した。1)健康な人に対してルテイン・ゼアキサンチンを摂取するグループと摂取しないグループがあり,試験対象者がどちらを摂取しているかがわからないようにした上で比較している試験である。かつ2)「見る力」に対して何らかの評価を行っている、といった条件を満たす論文を広く集めた後、関連性のない研究論文などを除いた。これらの選択過程後に残った1論文(健康な人に対してルテイン・ゼアキサンチンを摂取するグループと摂取しないグループがあり,試験対象者がどちらを摂取しているかがわからないようにした上で比較している試験)についてルテイン・ゼアキサンチンの視機能に対する効果を評価した。
【主な結果】
ルテイン・ゼアキサンチンの摂取により、黄斑色素量の指標となる黄斑色素密度の上昇、光ストレスからの回復促進、色コントラスト感度の改善が明らかとなった。「光ストレス回復」とは、強い光を視た後の視覚機能の回復、「色コントラスト感度」とは、網膜の感度のことである。結果として、ルテイン・ゼアキサンチンの摂取は、「見る力」の維持に働くことが明らかとなった。
【科学的根拠の質】
選択後に残った論文の質は非常に高いため、上記効果の科学的根拠は強いと考えられる。




製薬会社だっていう会社のサプリメントの科学的根拠がこんなものです。
・他の同じような内容のサプリメントが副作用がおきたという報告はないことから、安全
・サプリメント製品を服用しての治験は一切無く、
他人のルテイン・ゼアキサンチンの研究を持ってきて、科学的根拠がある


実際のサプリメント製品の治験、安全性、効果の評価は無く、
他人のデータを持ち込んでサプリメントは承認されるという、
ザル過ぎる基準です。
消化吸収が実際どうなのか、分からない、分からなくても問題無いとばかりの、
あまりにも雑で乱暴な内容です。

他人の研究データのうち、都合が良いものだけを探し出す、
本当の製品の治験、医学的知識も安全性も要らない、
効果も安全性もどうでも良くて、
ただ何も分かってない人に売れればOKというのが、
サプリメント会社です。

美容問題は美容で


美容外科で手術をして、
調子が悪い場合は、
美容外科に行って下さい。


間違っても
眼科には行かない方が良いです。


ゴロゴロするからって、
目薬で良くなることは普通は無いし、


眼科に行っちゃったら、
まぶたをひっくり返したり、
手術したところに行って下さい
って言われる可能性が高いです。


糸が緩むとか、
糸が切れるとか、
心配でしょう。
心配で心配で心配でしょうから、
眼科には行かないで、
美容外科に行くことです。