アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

減量目的のGLP-1作動薬で膵炎


>カナダ・University of British ColumbiaのMohit Sodhi氏らは、
減量目的でのGLP-1受容体作動薬使用による消化器系有害事象リスクを評価。
膵炎リスクが9倍に上昇するなどの結果を、JAMA(10月5日オンライン版)で報告した。
国際疾病分類(ICD)に基づく包括的レセプトデータベース(IQVIA)に
登録された1,600万例から、
GLP-1受容体作動薬セマグルチド(613例)またはリラグルチド(4,144例)
および肥満症治療薬naltrexone/bupropion(654例)の新規使用例を抽出。
Cox比例ハザードモデルを用いて消化器系有害事象リスクを評価した。


セマグルチド(オゼンピック)

セマグルチド(リベルサス)

リラグルチド(ビクトーザ)

デュラグルチド(トルリシティ)


そもそも全てのGLP-1受容体作動薬の添付文書で、
急性膵炎のリスクは書いてあります。
だからヤバいでは無くて、
量、使い方を血糖値、副作用の程度と頻度を考えながら適切に使うことと、
減量するためだけに使うのとでは、
それは安全性に違いは出るだろうと思います。


この記事を見たからといって、
糖尿病でGLP-1受容体作動薬を使っている人は、
自己判断で止めないで下さい。
血糖値や副作用で問題無ければ、関係の無い話です。