アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

アイリーア8mg


>厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会は12月8日、
バイエル薬品の眼科用VEGF阻害薬・アイリーアの高濃度製剤など
新薬9製品を承認することを了承した。
アイリーアの高濃度製剤は中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性(nAMD)
及び糖尿病黄斑浮腫(DME)に対し、維持期の投与間隔が4か月ごとに1回となるもの。
既存製剤は2か月ごとに1回のため、
高濃度製剤は投与間隔の延長と年間の投与回数の減少につながる。
なお、高濃度製剤は、22年5月に新規参入した
中外製薬のバビースモと維持期の投与間隔が横並びとなる。


>▽アイリーア8mg硝子体内注射液114.3mg/mL(アフリベルセプト(遺伝子組換え)、
バイエル薬品):「中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫」を
効能・効果とする新剤形医薬品。再審査期間は4年。
眼科用VEGF阻害薬で、既承認のアイリーア硝子体内注射液40mg/mL
(以下、「既存製剤」)の高濃度製剤。
高濃度製剤の用法・用量は、
「中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性」(nAMD)、
「糖尿病黄斑浮腫」(DME)ともに同じ。
具体的には、導入期は8mg(0.07mL)を4週ごとに1回、通常、連続3回
硝子体内投与する(症状により投与回数を適宜減じる)。
その後の維持期は通常、16週ごとに1回硝子体内投与する。
なお、症状により投与間隔を適宜調節できるが、8週以上あける必要がある。
既存製剤もnAMDとDMEの適応を持ち、
導入期は2mg(0.05mL)を1か月ごとに1回、nAMDは連続3回、
DMEは連続5回、硝子体内投与する。
その後の維持期はnAMD、DMEともに、通常2か月ごとに1回、硝子体内投与する。
高濃度製剤は既存製剤に比べ、投与間隔の延長と年間の投与回数の減少につながり、
患者負担の軽減が期待される。



いつから使えるのか、
お値段はいくらになるのか、
バビースモとの効果、副作用の違いはどうなのか、
前からずっと気になっています。
あとは、網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫にも適応になって欲しいですね。