新型コロナウイルス陽性および疑い患者に対する外科手術に関する提言
米国外科学会（ACS）が推奨するセントルイス大学の
Elective Surgery Acuity Scale (ESAS) をベースにした
手術トリアージの目安を以下に示す。

段階：1
定義：致命的疾患でない、急を要しない外来手術など
手術の例：
・手根管症候群手術
・白内障手術
・健診・ドックの消化管内視鏡　など
対応：延期

段階：2
定義：致命的疾患でないが潜在的には生命を脅かす、
または重症化する危険性あり、入院を要する疾患
手術の例：
・低悪性度のがん
・非緊急性の整形外科手術（股・膝関節置換、脊椎）
・尿管結石（病状安定）
・待機的血管形成術　など
対応：可能であれば延期

段階：3
定義：数日から数ヶ月以内に手術しないと致命的となり得る疾患
手術の例：
・外傷
・ほとんどのがん手術
・臓器移植手術
・心臓手術
・重症下肢虚血に対する血管手術　など
対応：本提言に準じた十分な感染予防策を講じ、慎重に実施

医科全科で、緊急疾患以外の外来、手術は延期が言われており、
https://www.jsoms.or.jp/medical/pdf/2020/04/0407_info1.pdf
口腔外科でも注意喚起が出ています。

白内障手術単独で、コロナウイルスのエアロゾルが飛ぶ可能性は低いとされていますが、
人と会う、人が集まる、というだけでの話で、
白内障手術目的での来院、手術にコロナ感染のリスクがあります。
誰しもが、スタッフ、患者にコロナ感染者を出したくありません。

4/16以降の手術予定の方々には、とりあえず1ヶ月後の日程にスライドの電話相談を
完了しました。
それも、コロナがその頃に落ち着いていれば…の話です。

日本政府には、
東京都が具体的に休業要請を挙げた業種の提案を邪魔しないでもらいたいし、
千葉県も日本全国も同様に早く動いて欲しいです。

そして、緊急事態宣言で、安倍 晋三内閣総理大臣は言ってました。
コロナ陽性者で、希望する人には、
・アビガン
・フサン
・オルベスコ
の治療が受けられるようにすると。
是非、コロナ陽性者は、アビガンだけでも全員内服して欲しいです。
そうしないと、5/6まで緊急事態宣言の効果は十分に無いかも知れません。