リフィル処方箋
もうすぐ処方箋にリフィル可・不可を書くようになります。
僕は今のところ、全てリフィル不可にするつもりです。
今も昔も、頻繁に来院させるために処方量を少なくしたことは一切無いからです。
カリーユニ、ヒアレインが欲しいだけなら、
薬局で買えます。
カリーユニとほぼ同じカタリンK、15mlも入ったお買得品が、
眼科受診不要で買えます。
0.1%ヒアレインと全く同じものが、ヒアレインSという名前で買えます。
ただ目薬が欲しいだけなら薬局で買って下さい。
緑内障の目薬は、1本1ヶ月もつので、数本出せば数ヶ月もちます。
1~2週間で無くなると言う人がいますが、それは使い方がおかしいだけです。
1回1滴だけ使うのが正しい使い方で、
1回2滴以上垂らしていれば、2倍以上の早さで無くなる訳です。
少なくとも1年に1回は視野検査で、進行具合を検査する必要があるので、
定期的に来てもらう必要があります。
網膜の病気のための飲み薬も、状態に応じて1~3ヶ月分出していて、
状態が問題があれば少な目、状態が良ければ段々多めにして、
既に来院間隔を空けていくようにしているので、
そもそもがリフィル不要で、
リフィルしてしまうと悪化時の対応が出来なくなります。
抗生剤、ステロイドの点眼は少な目にしています。
当然副作用があるからです。
必要な分だけ状態に応じて使うので、勝手にリフィルされたら困ります。
花粉症の目薬も、注意を詳しく話して、
その状態に応じて種類、回数を調整して対応しているので、
必要量だけにしています。
注意を守らずに、コンタクトレンズを装用して目薬してれば良いと思ってる人などが、
角膜潰瘍や結膜炎を起こして来院することになります。
リフィル処方は無駄ですね。
本当は数ヶ月もつはずが、患者の使い方が悪くて早く無くなり、
保険上適応にならない期間でリフィルされて、
保険者から処方箋の出し方がおかしいと医療機関が言われたら、
メチャクチャ腹立たしいことになります。
以上の理由があって、リフィル不可にしますので御了承下さい。