アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

バビースモ メモ


バビースモの薬価、販売日時が決まってませんので、
まだ実際には使用出来ません。
使えるようになったら、すぐにでも使いたいです。


・バイアルのみ
プレフィルドシリンジは無い


・適応病名:
中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性
糖尿病黄斑浮腫


〈中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性〉
4週ごとに1回、通常、連続4回(導入期)硝子体内投与するが、
症状により投与回数を適宜減じる。
その後の維持期においては、通常、16週ごとに1回、硝子体内投与する。
なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、8週以上あけること。


〈糖尿病黄斑浮腫〉
4週ごとに1回、通常、連続4回硝子体内投与するが、
症状により投与回数を適宜減じる。
その後は、投与間隔を徐々に延長し、通常、16週ごとに1回、硝子体内投与する。
なお、症状により投与間隔を適宜調節するが、4週以上あけること。



以下、僕のメモ、意見です。


加齢黄斑変性は、最低2ヶ月以上、
糖尿病黄斑浮腫は、最低1ヶ月以上空ける。


現在、糖尿病黄斑浮腫に対する硝子体注射は、
ルセンティス、アイリーアのみ。
どうしても効果不十分例があります。


バビースモの副作用、副作用発現率が心配ではあるので、
ルセンティス、アイリーアで効果不十分例に使用しようと思っています。


加齢黄斑変性に対する硝子体注射は、
ルセンティス、アイリーア、ベオビュ。
ルセンティス、アイリーアで効果不十分例にベオビュを使って、
今のところは副作用例は無く、全例効果十分です。
ベオビュで効果不十分例か、再発間隔を伸ばしたい目的に、
バビースモの使い方に思います。


個人的には、ベオビュの適応病名追加で、
網膜静脈閉塞症、糖尿病黄斑浮腫を期待し続けています。


バビースモも網膜静脈閉塞症の適応病名追加を期待します。


網膜静脈閉塞症は、ルセンティス、アイリーアも効果は結構ありますが、
再発間隔を伸ばしたい症例が多い気がします。