フェザーメス
眼瞼の手術で、皮膚を切る時にフェザー社のメスを使っています。
メスハンドルに付け外しする替刃メスがあって、
間違って自分の皮膚でも切ったら大変なことになると
思いながら使うものです。
ふと、他の工具を調べていた時に両刃カミソリを見付けました。
生物の授業で観察組織切片を作成するために使ったことはあるけど、
カミソリというからにはヒゲも剃れるのだろうか?と疑問に思っていたら、
100年も前からホルダーに入れて使われていたのですね。
パッケージも昭和っぽいですし(笑)
3枚刃、5枚刃のT字カミソリは切れることは切れるけど、
すぐに切れ味が落ちるし、
1枚刃、2枚刃は皮膚が切れるだけでヒゲが切れる気がしないと思ってました。
そこで、両刃カミソリの切れ味に興味が出てきたので使ってみました。
意外と普通に切れ味が良いT字カミソリのように使えました。
角度を合わせないとヒゲは剃れないし、
気を抜く、押し付けると皮膚も切れますが、
カミソリの切れ味の耐久性もあるし、深剃りも出来るようになって、
評判通り、退屈なヒゲ剃りが、大人のたしなみの時間になりました。
誰でも何も考えなくても剃れるものではなくて、
雑に使えば血だらけになるでしょうから、
刃を使いこなす楽しみがあります。
確かに、この切れ味が分かると、T字や電動シェーバーには戻れないです。
剃った後も、刃にお湯を掛ければ終わりだし、メンテナンスも一番簡単でした。
今後は替刃交換するだけなので、
替刃も安いし、T字のプラスチックゴミも無いです。
手術もカミソリもmade in Japanのフェザーを愛用します(笑)