アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

咽頭結膜熱


プール熱とも言われます。
上記リンクより引用です。

>咽頭結膜熱(pharyngoconjunctival fever, PCF)は発熱、咽頭炎、眼症状を主とする小児の急性ウイルス性感染症であり、数種の型のアデノウイルスによる。夏期(小規模だが冬期)に地域で流行することもあり、小規模アウトブレイクとしても、散発的にも発生する。


>咽頭結膜熱は5類感染症定点把握疾患に定められており、全国約3,000カ所の小児科定点医療機関から毎週報告がなされている。報告のための基準は以下の通りとなっている。
○診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の2 つの基準すべてを満たすもの
1.発熱・咽頭発赤
2.結膜充血


○上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの


>学校安全法では、第二種伝染病に位置づけられており、主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止とされている。ただし、病状により伝染の恐れがないと認められたときはこの限りではない。




発熱して、のどが痛くて、まぶたまで腫れた両眼の結膜炎の小児が来ました。
特に下のまぶたの裏側にボコボコ濾胞があり、ウイルスによる結膜炎と考えられるのと、
咽頭部も真っ赤になっており、全身症状を合わせると、咽頭結膜熱の診断になりました。
眼科でも、のどを見ないといけないことがあります。