アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

酸素ステーションの真意


>神奈川県医療危機対策統括官 阿南英明氏:
災害医療の発想です。本当に最低限、点滴をするとか酸素を吸う、
こういう応急救護所の医療があるわけです。
それと同じ考え方で とにかく酸素だけがあれば命が繋がる。
だから酸素を投与して、命をつないで病院に入院してもらうんだ……
命をつなぐための施策です。


こう語るのは、この酸素ステーションを実際に考案した
神奈川県の医療危機対策統括官を務める阿南英明氏。


神奈川県医療危機対策統括官 阿南英明氏:
やらなかったら1時間後に死ぬでしょう、という人たちを、
酸素を投与することで半日一日、命がつながって、病院につながっていくわけです。
あくまでも入院させたいです。入院して治療すべきだと思っています。
だけど、入院がどうしても無理な時に使う、という位置付けで開いてます。
酸素ステーションは、あくまでもその人の病床が確保されるまでの時間稼ぎ。
最終的なゴールというのは、やはり病床の拡大。ここは肝なので。
ただ、他の医療を止めなければいけないという、我々としてはもう究極の選択をしている。自分で作っておきながら、使うべきではないです。使うような事態は異常です。
でも、その異常なところまで来てしまったからこれを使う。


「酸素ステーションを使う」というのは「異常事態」。阿南氏はそう強調します。
本来ならば、使うべきではない施設。それだけに、
政府が打ち出した方針には違和感があると言います。


神奈川県医療危機対策統括官 阿南英明氏:
酸素ステーションは解決策でもありません。つなぎです。
この視点を持たないとだめです。そこが見えてない。
あえて批判しますけど、あの発言の中には何も見えてない。
酸素ステーション作れば解決するなんて、とんでもない。


酸素ステーションに頼る必要のない医療状態に早急にもっていくことが
今求められています。




なるほど。
良く分かりました。


菅首相の発言内容だと、
酸素ステーションでコロナ治療は上手くいくとでも思ってるかの提案に聞こえます。