アジサイ眼科


アジサイ眼科

Ajisai Ophthalmology Clinic

高温、運動時に清涼飲料水は急性腎不全のリスク


ソフトドリンク、清涼飲料水って、色んな種類があります。


この論文では、砂糖・カフェインが入った飲み物の話です。
具体的に何の商品かは分かりません。


砂糖が入ったコーヒー、紅茶、お茶、ウーロン茶、
コーラ、栄養ドリンク、エナジードリンク、眠気覚まし用飲料、
これらは、砂糖・カフェインが入った、清涼飲料水です。


高温環境下で (35.1 ± 0.1°C)、
運動をして、
creatinine ≥0.3 mg/dL) was detected at post-exercise in 75% of participants
in the Soft Drink trial compared to 8% in Water (P=0.02)
清涼飲料水の人が75%、水で8%で、
採血検査で腎臓の項目(クレアチニン)が上がった人がいました。
バソプレシンと血中尿酸の上昇が関係しており、
高温環境下で、運動後に、清涼飲料水で水分補給は、急性腎不全のリスクになるという論文でした。


食品中のカフェイン - 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf


コーヒー 60 mg/100 ml 浸出方法:コーヒー粉末 10 g/熱湯 150 ml(3)
インスタントコーヒー (顆粒製品) 57 mg/100 ml 浸出方法:インスタントコーヒー2 g/熱湯 140 ml(3)
玉露 160 mg/100 ml 浸出方法:茶葉 10 g/60 ℃の湯 60 ml、2.5 分(3)
紅茶 30 mg/100 ml 浸出方法:茶 5 g/熱湯 360 ml、1.5~4 分(3)
せん茶 20 mg/100 ml 浸出方法:茶 10 g/90 ℃430 ml、1 分(3)
ウーロン茶 20 mg/100 ml 浸出方法:茶 15 g/90 ℃の湯 650 ml、0.5 分(3)
エナジードリンク又 は眠気覚まし用飲料 (清涼飲料水): 
32 ~ 300 mg/100 ml(製品 1 本当たりでは、36~150 mg)


ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) 2016(H28)年にカフェイン含有飲料による
健康リスクに関する情報提供のための動画を 公表しています。
カフェインの過剰摂取が引き起こす健康リスクについて、
「短時間に過剰なエナジードリンクを摂取し、同時に大量のアルコールを飲み、
激しい運動をし、短い睡眠しか取ら ないならば、
状況によっては深刻な健康問題に苦しむことになる」
として、注意喚起し ている。


エナジードリンクは、
1 缶(250 ml)当たり約 80 mg のカフェインを含み、
カフェイン含 有量はフィルターコーヒーのラージカップ(200 ml)とほぼ同量、
紅茶 1カップの約 2倍、
コーラ 1 缶または緑茶 1 カップの 2 倍以上である。




真夏の水分補給に、カフェインが入ったものは止めた方が良いということのようです。
真冬でも、僕みたいに30分歩きながら飲む時も、カフェイン入りは飲んでませんし、
飲まないようにします。


アルコールを、黄色い炭酸の栄養ドリンクで割ったり、
コーヒーで割ったりすると、飲み易いと思いますが、
その後に激しい運動は止めた方が良さそうです。